町の宝 常灯寺常世田薬師 新年にご開帳


新年明けて間もない2017年1月8日(日)、常世田薬師の名で知られる銚子市の常灯寺にて国指定重要文化財『木造薬師如来坐像』が一般公開された。
年1度の本尊ご開帳ということもあり、多くの参拝者が訪れた。また、2010年度から始まった本堂(県指定有形文化財)の修理も完了が間近となっている。
ご開帳に伴い、太鼓や笛の演奏も行われ、伝統を感じさせる一幕となった。

常世田薬師で祀られている木造薬師如来坐像は「目」にご利益があるとされ、昔から多くの人の信仰を集めている。

御利益の由来に関しては諸説ある。地元の言い伝えによれば、御開帳は元々夜中に行われていたという。すると、夜にもかかわらず本尊がキラキラと輝き、参拝者の中にいた目の病気に悩まされていた人の目ヤニが取れ、目が開いた。それ以降、この人の目はよく見えるようになったという。また、常灯寺本堂の脇に存在している湧き水で顔を洗ったところ、目の病が治ったという言い伝えも残っている。

常灯寺は檀家を持たず、また住職も現在はいないため、寺を守っているのは他ならぬ常世田町の人々となる。また寺には詳しい文献も残っていないため、正確な歴史を把握するのも難しい。
だが、寺を守り、大切に思う人々の存在が歴史を紡ぎ、後世へと繋いでいくのだ。未来へ伝え残していくためにも、現代の我々が地元の宝を大切にしていかなければならない。

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