文豪・小泉八雲 幻の原稿発見か?


元治元年(1864)春、銚子港は未曽有の豊漁で、港は鰯の銀鱗で埋めつくされたという。この豊漁を祝うため、川口明神で大漁祭を催すこととなり、この祭礼で歌い踊られたものが「銚子大漁節」の起こりといわれている。この全国的にも有名な民謡である「大漁節」と、「怪談(Kwaidan)」で世界的にも有名な小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)には、実は何とも不思議な縁があることが判明した。

銚子市内中学校の校長を務めたI氏が、戦前飯岡町に訪れたことのある小泉八雲の男一雄氏と知り合った事がきっかけで長く交流することとなり、後に「銚子に所縁があるものが見つかった」という事で小泉八雲自筆の原稿とされる一枚の紙切れを頂いたという。後の調査で、この原稿は小泉八雲が明治33年に発表した「日本の古い歌謡」の中に、下総国銚子町の「漁師の数え歌」として「銚子大漁節」を全訳、紹介したものの一部であることが判明した。原稿には大漁節の七節と八節の部分が黒インクで書き綴られている。

銚子に滞在した痕跡のない小泉八雲が、どんなきっかけで大漁節の英訳を手がける事となったのか? この不思議な縁の謎が解き明かされる日は来るのだろうか。

※銚子スポーツではこの銚子大漁節の英訳を書き綴った紙切れを探しています。調査によると昭和50年代に銚子市青少年文化会館に展示されていたそうで、その後、持ち主のI氏に返却されたという事です。有力な情報をお持ちの方はぜひ、銚子スポーツ編集部までご連絡ください。

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